コロナ後遺症の嗅覚障害

あすみが丘耳鼻咽喉科です

コロナ後遺症の嗅覚障害について、
実際に感染中は発熱外来のため、
鼻腔を見てもそこまでつまっていない、粘膜が腫れていないのに嗅覚障害を起こっていたように見えていたことから、
病態が謎でした

神経炎などを起こしているのか?

コロナに多く見られたサイトカインストームが何か特別なことを嗅覚経路に起こしているのか?


見づらいですが二つ目の画像
嗅裂にだけ粘膜腫張が起こっている!
これは鼻腔を見ても分からないことです

この研究で、急性期に画像検査を行っていてくれたから分かることですね
何か特別なことが起こっているわけではなさそうなので、
急性期から粘膜の炎症、腫張をとってあげる治療をすることで(嗅覚障害のあるかた)
重く長く残る方を少しでも減らせる可能性が示唆されます

私は病態は当時分かっていませんでしたがステロイド点鼻などを嗅覚障害が出ている方に、急性期から処方していました
あれは間違いではなさそうだと今回思いました

デルタδ株と違いオミクロンΟ株ではまだ嗅覚障害のある方に出会っていませんが
これは良い知見だと思います

当院ではコロナ後遺症治療も行っております

記 市川英樹
https://asumigaokaent.amebaownd.com

医療法人社団誠心会 あすみが丘耳鼻咽喉科

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