ゾレア オマリズマブ デュピクセント デュピルマブ
あすみが丘耳鼻咽喉科です
日々耳鼻咽喉科に関する論文は新しいものは読むようにしております
1~3週に一回ほどは耳鼻咽喉科関連のweb講演会があります
しかし昨日は4件重なり(画像の3つと、M3の講演会)
抗体医薬 ゾレア
抗体医薬 デュピクセント
当院でもどちらも使っており経験があります
しかし、当院で何百人分の経験はすぐには積めないのでこういった機会は大事です
パソコンとスマホで同時にいくつか勉強しました
今年はスギ花粉飛散も多そうだし、
ゾレア使用が増えるかどうか、、、
2020 2名
2021 2名
使用し、既存の治療に不十分な方でも、
もう一声、よくなる可能性があります
過去の4名は効果がありました
ゾレア オマリズマブ
①対象は12歳以上で、4週間ごと(又は2週間ごと)に注射します(2-5月に行います)。
②今シーズン、従来の治療法(抗ヒスタミン薬など)で1週間以上治療し、コントロール不良な方が対象となります。
③治療の前に、総IgE値とスギ特異的IgE値を測定する必要があります。(直近の総IgE値と体重で投与量が決まります。総IgE値が異常高値の場合や、スギ特異的IgE値がClass 2以下の場合は適応となりません)
④費用はゾレア®︎の薬剤費のみで1か月あたり、3割負担の方で約4444円〜69953円かかります(投与量・回数によって金額が変わります)。その他、受診、検査にかかる費用、同時に服用し続ける必要のある抗ヒスタミン薬の処方費がかかります。自己負担が高額になる方は限度額適用認定証を申請し、年収に応じた医療費の助成を受けることをお勧めします。ノバルティス社のホームページの季節性アレルギー性鼻炎コーナー( http://hajimete-xolair.jp/ )で概算費用を確認できます。
小児は12歳以上が適応ですが自治体によってはこども医療費などの医療費助成が受けられます。千葉市は中学生までに助成あります
⑤効果はそのシーズン限りとなります。
そのため、ゾレア®の適応となった重症花粉症患者さんは、6月以降になればスギ舌下免疫療法を考えてみましょう。舌下免疫療法はスギ花粉症に対する唯一の根本治療です。
そして舌下免疫療法の効果が十分発揮される前は、重症化を防ぐために秋頃にレーザー治療も検討しましょう。
記 市川英樹
https://asumigaokaent.amebaownd.com
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