2020/04/01 水曜日
あすみが丘耳鼻咽喉科です。
新年度になりました。
新入生のみなさま、おめでとうございます。
新型コロナウイルスに関しては、
2020/3/31夜に行われたライブセミナーまとめ
◎潜伏期は平均5.2日→うつる可能性のあるところにいってから発症まで平均5.2日は発症しないか気にする
◎感染者の8割は誰にも感染させていない→3密、クラスター、換気不十分のせい
◎59人対象に調べて、33.9%に嗅覚障害もしくは味覚障害認め、18.6%にどちらかを認めた→これだけでは有意な所見とは言えず
◎発症からPCR陰性化まで中央値20日間、高齢者はさらに長い→感冒症状あれば3週は「うつさない」対策必要。そう
いう人がマスクするべき。
◎かなり辛くても軽症、酸素投与を要してやっと中等症
◎85万人世界に感染者がいて、日本は2000人。。ドライブスルーのように検査をやっている国もあるなか、検査ハードルが高い
いまや検査のハードルが高い中、患者急増しているのは、ただただ明るみになる情報が増えているからだけではないと思います
皆の意識で拡大は止められます
世で言う手洗いうがい咳エチケットなどのほか、
・他人と二メートル以内で向かい合わない(仕方ないときは息止める)
・何か触ったら手洗い消毒するまで自分の粘膜さわらない
・うつる可能性のある場所へ行かない、うつさない
コロナに負けずに頑張りましょう
本日水曜日は18:00まで受付時間です。
診察は延長しますが、外注検査(血液検査や細菌培養など)は17:00頃までなので、お気をつけください。
千葉市緑区(土気)は現在 雨、降水量1mm、湿度100%、気温12度、風速3m。
雨は嫌ですね(>_<)3密を気にして過ごしましょう。
花粉飛散予報は本日は「少ない」予報ですが明日は「多い」予報です。対策を怠らないようにしましょう。
気圧は1015.7hPaです。
本日は気圧関連の頭痛やめまい、耳閉感などに関して、気圧が下がり続けて一日中警戒が必要です。
(気象病については当院HPの「当院の特色」に記載があります)
当院の新型コロナウイルス対策
・スタッフの体温確認、症状あれば帰宅
・定期換気(やや寒い時があります)
・湿度管理や空気清浄器
・中待ちの人密度緩和、向き合わない
・感染疑いには車中対応、医師のゴーグル、マスク、手袋、ガウン
・病状安定した通院患者様の長期処方
・できるだけ最新の情報提供、アドバイス
・等々
https://asumigaokaent.amebaownd.com/
ノーベル賞 山中先生の提言 リマインダー
①今すぐ強力な政策
ウイルスの特性や世界の状況を調べれば調べるほど、新型ウイルスが日本にだけ優しくしてくれる理由を見つけることが出来ません。検査数が世界の中でも特異的に少ないことを考えると、感染者の急増はすでに始まっていると考えるべきです。対策は先手必勝です。中国は都市封鎖をはじめとする強硬な対策をとりましたが、第1波の収束に2か月を要しました。アメリカの予想では、厳密な自宅待機、一斉休校、非必須の経済活動停止、厳格な旅行出張制限を続けたとして、第1波の収束に3か月かかると予測しています。
わが国でも、特に東京や大阪など大都市では、強力な対策を今すぐに始めるべきです。
②受け入れ体制整備
無症状や軽症の感染者専用施設の設置を
・省令等により、無症状や軽症の感染者は、病院でなく専用施設で経過観察できるようにする
・予約が激減しているホテルや企業の宿泊付き研修施設を活用
・ジムなども利用可能としストレス軽減
・管理業務は、感染しても重症化リスクの低い方に十分な感染防御の上でお願いする
・無症状者の自治的活動や、感染後に回復した方の活用も検討
・医師が常駐し、急激な重症化に備える
・風評被害の対策を国と自治体がしっかり行う
重症者、重篤者に対する医療体制の充実
・感染病床の増床
・人工呼吸器の増産、自治体をこえた柔軟な利用
・ローテンションなど、医療従事者の過重労働の軽減
・医療機関による役割分担体制の整備
・医療従事者の感染症対策に関する教育
・緊急性の低い、他疾患に対する処置や手術の延期
③徹底的な検査
これまでわが国は、無症状や軽症の感染者の急増による医療崩壊を恐れ、PCR検査を限定的にしか行ってきませんでした。しかし、提言2が実行されれば、その心配は回避できます。また、このままでは医療感染者への2次感染が急増し、医療崩壊がかえって加速されます。自分が感染していることに気づかないと、家族や他の人への2次感染のリスクが高まります。また感染者数を過小評価すると、厳格な対策への協力を得ることが難しくなります。ドライブスルー検査などでPCR検査体制を拡充し、今の10倍、20倍の検査体制を大至急作るべきです。
中国、韓国、イタリヤ、アメリカで出来て、日本で出来ない理由はありません。
④国民への協力要請と補償
短期間の自粛要請を繰り返すと、国民は疲弊します。厳格な対応をとっても、中国では第1波の収束に2か月を要しました。アメリアでは3か月と予測しています。第1波が収束しても、対策を緩めると第2波が懸念されます。対策は、ワクチンや治療薬が開発され、十分量が供給されるまで続けなければなりません。数か月から1年にわたる長期休業の間、事業主に対しての補償、従業員に対しての給与の支払いや再開時の雇用の保証を、国と自治体が行う必要があります。
国民に対して長期戦への対応協力を要請するべきです。休業等への補償、給与や雇用の保証が必須です。
⑤ワクチン、治療薬開発
ワクチンの開発には1年は要する見込みです。アビガン等の既存薬が期待されていますが、副作用も心配されます。新型コロナウイルスの特性に応じた治療薬の開発が緊急の課題です。アメリカ等でワクチンや治療薬が開発されても、日本への供給は遅れたり、高額になる可能性もあります。産官学が協力し、国産のワクチンと治療薬の開発に全力で取り組むべきです。
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