新型コロナを恐れすぎるとサルコペニア、フレイルに
あすみが丘耳鼻咽喉科です。
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新型コロナウイルスにも辟易としますが、、感染拡大を押し止めるために、家を出ないようにしている、と患者さんからよく聞きます。
ここで少し前から話題の病態概念、サルコペニア、フレイルにならないようにしないといけません。
「サルコペニア」とは、「加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下」のことです。
サルコペニアの発病と進行には、いくつかのメカニズムが存在するといわれています。特に、タンパク質合成、タンパク質分解、神経と筋の統合性および筋内脂肪含有量などが含まれます。これらの複数のメカニズムが、サルコペニアに関連する可能性があり、相対的寄与が時間の経過とともに変化する可能性もあります。
一方、「フレイル(Frailty)」とは、日本老年医学会が提唱している「高齢者が筋力や活動が低下している状態(虚弱)」のことです。同会では、医療介護に携わる専門職に「フレイル」の理解と予防に取り組むことを呼びかけています。
高齢者は、意図しない衰弱、筋力の低下、活動性の低下、認知機能の低下、精神活動の低下などの脆弱な状態(中段階的な段階)を経ることが多いことから、この概念が提唱されました。高齢者は加齢に伴って不可逆的に老い衰えた状態になると理解されがちですが、フレイルの概念によれば、適切な介入によって再び健常な状態に戻る可逆性が含まれています。そのため、「要介護状態に陥るのを防げる効果がある」として対策を呼びかけているものです。
サルコペニアもフレイルも、加齢に伴う機能低下を意味していますが、サルコペニアは、筋肉量減少を主体として、筋力、身体機能の低下を主要因としているのに対して、フレイルは、移動能力、筋力、バランス、運動処理能力、認知機能、栄養状態、持久力、日常生活の活動性、疲労感などの低下を主要因にしています。
耳鼻科でもめまい疾患や、難聴、口内炎などの口腔疾患など関連のある疾患が多いので、正しい知識をもって、外で運動をおすすめします。
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