スギ花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)
かなりアレルギー性鼻炎の患者様が今シーズンも増えてきました
2週間前から千葉市緑区でも観測されだしましたが、先週の気温上昇や強風でいっせいに発症しだした様相です
アレルギー性鼻炎は2020年にガイドライン改訂がありましたが、内科など例年通りの治療しかしないところでは、標準治療を受けられていない可能性もあります
見づらいですが、先日製薬会社へ講演へ行った際のスライドです
重症度で治療は違います
うちで行っていないのは後鼻神経切断術と全身麻酔手術だけですので、他は提案できます
アレルギー薬も自分に合っている方はそれで良いのですが、かなり個人差が大きいので、薬で不十分に感じる方は是非耳鼻科受診をすすめたいです
アレルギー性鼻炎の方には重症度が大事になりますが、これは主観的なものです
くしゃみや鼻かみの回数をおおまかにでも把握していると良いですね
2021年春のスギやヒノキの花粉量は、例年よりやや少ないものの2020年春より多くなるでしょう。
2021年シーズンの花粉飛散量の予測
花粉を飛ばすスギやヒノキの雄花は6月前半から成長を始めます。2020年の6月前半は前年より日照時間が長く、かなりの雄花が成長を始めました。そのため、全国のスギ雄花は前年より多くなっています。しかし7月が記録的な冷夏、日照不足になったために成長できなくなった雄花もあります。
このために2020年春より花粉は多くなりますが、例年よりは少ないでしょう。
2021年の花粉対策
例年よりはやや少ないものの、大半の地域でシーズンを通して2,000個/cm²(とても多いレベル)を超えて花粉が多くなる見込みです。その他の地域も花粉はやや多いでしょう。2020年春に症状が軽かった人も油断せずに早めの予防対策をとってください。花粉を防ぐ方法はマスク、メガネ、帽子、手洗いなど新型コロナウイルス感染症対策と同じです。
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